2017年12月号

県民テレビのこぼれ話

県民テレビ(11月22日放送)でご紹介した有限会社楽浪は、広島県庁にある保育施設「イクちゃんち」を参考に、事業所内保育施設「こどな保育園」をオープン。行政からの支援をフル活用し、ゼロから作った保育施設は、こだわりが満載。そんな青木さんに「こどな保育園」や子育てについて、お話をお伺いしました。

こどな保育園 青木 俊介さん

こどな保育園

統括マネージャー

青木 俊介さん

こどな保育園内の様子

Q. 事業所内保育施設を設置した経緯を教えてください。

青木さん 当社は、親会社から鍼灸部門だけ独立した形で、元は介護、和裁、飲食、鍼灸の4事業を行っていました。 女性社員が多い4分野で、育児休暇取得後、社員に職場復帰してもらう必要性を強く感じていたのと、「保育園が見つからない」という声を聞くことが多かったので、それならばいっそ自社で保育施設を作って、第二創業として新規事業に挑戦しよう!と考えたのがきっかけです。 社長から保育施設設置の全権委任を受け、畑違いの分野だった分、猛勉強をして、自分の子供2人の子育て経験も踏まえた「理想の保育園」を作っていくためのリストや想いを書き出しました。 「イクちゃんち」や認可保育園に何度も通い、良い所をどんどん盗み、行政の支援も受けながら開園にこぎつけました。

自然体験保育の様子

Q. ハンター×キッズ(※)も設立されている青木さんの子育てに関する考え方や、ご自身の3人目のお子さんも預けている「こどな保育園」のこだわりとは?

青木さん 長女は夜泣きがひどく、夫婦でずっと睡眠不足で、半年がたつ頃には妻が育児ノイローゼになり、私自身も参っていました。 そんな私達を見かねて、友人がキャンプを企画してくれ、自然の中で子供と遊んだり、あやしたり、面倒を見るのを全部引け受けてくれました。 私達夫婦のリフレッシュになったのはもちろん、自然の中で思い切り遊んで疲れた長女はよく眠っていました。 その1日がきっかけで、子供が自然の中で遊ぶことや、運動することの大切さ、自分自身が息をぬけていないことにも気付きました。 だから「こどな保育園」は、自然体験保育を重視していますし、お迎え前に少しでも隙間時間があれば、マッサージで保護者の身体のケアもしたいと考えています。 この部分は本業の強みを活かしてはいますが、ワンコインでサービスとして実施しています。 また、子供の成長に欠かせない「食」にもこだわっています。自分の子供を育てる場所でもあるので、妥協はできません!

※ 田舎・自然体験活動を通じて親子・親同士・子供同士の交流を深めるとともに,子育てに関わる悩みや体験談等を話し合う場を提供することを目的に,青木さんが主宰しているサークル。(ハンター×キッズ ホームページ)

こどな保育園 青木 俊介さん

Q. 今後のやりたいことや目標は?

青木さん 「こどな保育園」はまだできたばかりで、認可外の保育園です。 事故のニュース等を見て「認可外」というだけで、マイナスイメージを持たれる方もいるのですが、そのイメージを払拭して、広島市全体の認可外保育園の質やサービス向上に貢献したいという、大きな目標があります。 自分自身が2人の子供を保育園に送迎する時に、布団や着替え、オムツや汚物の持帰り、新しいものの持込みに苦労しました。 雨の日は傘もさせず、もう大変で…。 そういった経験も踏まえ、「手ぶら登園」を広島県で初めて実施し、新聞や雑誌でも取り上げて頂きました。 また、少人数保育も重要な柱としているので、じっくり子供と向き合う時間もあり、子供が大好きな保育士さんを集めやすく、人材の確保にも苦労していません。 全員保育士の資格保持者ですし、来年の新卒採用者も決まっています。 「こどな保育園」で預かるお子さんも定員数に近づいてきたので、新たな保育園の開設も考えています。

自然体験保育の様子

Q. 事業所内保育施設をまだ持っていない企業や子育て中の方へのメッセージを!

青木さん 一から保育施設を作るのは、大変だと思いますが、これからの人が減っていく社会では、共働きや女性の社会進出は当然で、雇った人にずっと働き続けてもらえるような事業運営が大切だと考えています。 ただ、保育施設を作るには資金も人も時間も必要なので、今すぐにそこまでできない、という企業にはぜひうちを上手く利用してほしいです。 「企業主導型の事業所内保育施設」は、提携企業のお子さんを優先して受け入れる制度です。 自社で無理でも、他社を利用して、社員への福利厚生を手厚くすることができます。 新規事業として保育分野の経営健全化は当然重視していますが、地域貢献も同じくらい大切に考えています。 中小・零細企業で保育施設を立ち上げることと、子育ての大変さは身に染みているので、提携企業には保育料の割引も制度として用意しています。 企業の子育て支援や自身の子育ては、外の力に頼ってみるのも良いと思いますよ。

撮影にご協力いただきました!

こどな保育園 看板

こどな保育園

〒730-0017 広島市中区鉄砲町1-25-2F
082-221-7011

こどな保育園 ホームページ

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